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» 2018年06月05日 06時00分 公開

衝撃事件の核心:歓楽街のど真ん中に白骨遺体、誰にも気づかれなかった男性の孤独死 (1/4)

都会のど真ん中で人知れず息絶え、しかも2年間も野ざらしにされていた。昼夜を問わず人の往来が絶えない大阪・ミナミ。目抜き通りの御堂筋と交差し、1日数万台が行き交う千日前通りの中央分離帯で5月、白骨遺体が見つかった。

[産経新聞]
産経新聞

 都会のど真ん中で人知れず息絶え、しかも2年間も野ざらしにされていた。昼夜を問わず人の往来が絶えない大阪・ミナミ。目抜き通りの御堂筋と交差し、1日数万台が行き交う千日前通りの中央分離帯で5月、白骨遺体が見つかった。アーチ状の柵がドライバーの目を遮り、清掃ボランティアが歩いて近づくまで、そこで人が死んでいることにだれ一人、気づかなかった。遺体は中高年の男性とみられ、ホームレスが行き倒れた可能性がある。西日本最大の歓楽街で起きた孤独死−。男性はなぜ、長期にわたって発見されなかったのか。

「大きなごみかと……」

 大阪ミナミのシンボルともいえるグリコの看板。そこから200メートルしか離れていない。当時はゴールデンウイークで、インバウンドの観光客らも大勢いた。

 「最初は大きなごみがあると思ったが、近づくと人骨だった」

 5月1日夕、清掃ボランティアをしていたフィリピン人の40代男性が遺体を発見し、興奮した様子で大阪府警南署に駆け込んだ。

 同署によると、遺体は中央分離帯にあるアーチ状の柵(高さ1メートル超)の内側に横たわっていた。骨の下には段ボールが敷かれ、近くには傷んだ衣服や靴、空の弁当箱や空き缶、コミック本などがあり、寝泊まりしていた形跡がみられた。

 司法解剖の結果、遺体は50〜70代男性で、死後約2年が経過していることが分かった。骨折などの目立った外傷はなく、事件性はうかがえなかった。

photo 遺体が見つかった千日前通の中央分離帯。付近は昼夜を問わず人や車が行き交っている=大阪市中央区難波

 現場の千日前通りは1日数万台の車が通行するとみられる。捜査関係者は「車の排ガスもあるし、遺体が腐敗しても異臭に気づく人はいなかったのだろう」と推測した。

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