6割超の人が「香害」を経験したことがある──無添加せっけんなどを製造販売するシャボン玉石けんは6月6日、香りによって引き起こされるという体調不良について調査した結果を発表した。
香りに含まれる化学物質によって引き起こされる頭痛・めまい・吐き気などの体調不良「香害」を経験したことがあると答えた人は64%に上った。
香り付きのもので日常的に使っている物のトップは「柔軟剤や洗剤」で、78%に上った。その使用目的では「自分で匂いを楽しみたい」が最多だったことから、良かれと思ってつけた香りで他人に健康被害を及ぼしている可能性がありそうだという。
近年利用者が増加しているフリーマーケットアプリやネットオークションで購入した衣類などの「匂いが気になったことがある」と答えた人は55%と約半数。そのうち「気になった匂いは柔軟剤や洗剤」と答えたのは29%だった。
「香害」という言葉の認知率は58%と、6割近くの人が知っていた。「香害」被害の拡大に伴い、認知率も上がっているという。
調査は5月9〜14日に、20〜59歳の女性305人を対象にインターネット上で実施した。
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