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» 2018年06月26日 06時00分 公開

経済インサイド:EV隆盛の中、「ディーゼル車」推すマツダ 異彩放つ“逆張り戦略” (1/4)

世界の大手自動車メーカーが電気自動車(EV)シフトを強める中、ディーゼル車に力を入れるマツダの孤軍奮闘ぶりが目立っている。

[産経新聞]
産経新聞

 世界の大手自動車メーカーが電気自動車(EV)シフトを強める中、ディーゼル車に力を入れるマツダの孤軍奮闘ぶりが目立っている。今春以降にはディーゼル車の主力車種を矢継ぎ早に大幅改良。環境規制の強化などでディーゼル車への風当たりが強まるにもかかわらず、マツダはなぜ独自路線を貫くのか−。

photo 大幅改良した小型SUV「CX−3」ディーゼル車のエンジンを紹介するマツダ商品本部の冨山道雄主査=東京都港区

 「ガソリンとディーゼルのエンジン技術に一日の長がある。その開発の手は絶対に緩めることはない」

 マツダは5月24日、東京都内で大幅改良した旗艦モデル「アテンザ」の発表会を開催。小飼雅道社長(6月26日付で会長就任予定)は会場で「理想の内燃機関」を追求し続ける姿勢を改めて強調した。

 トヨタ自動車や日産自動車が欧州でディーゼル車の販売から撤退する方針を決めるなど、ディーゼル車開発から距離を置くメーカーが増え始める中、マツダの「逆張り戦略」は異彩を放つ。

 2月に中型スポーツ用多目的車(SUV)「CX−5」の改良車を発表したのに続き、5月末に改良した小型SUV「CX−3」を発売。アテンザを含む3度のテコ入れでディーゼル技術の進化をみせつけた。

 CX−3を担当したマツダ商品本部の冨山道雄主査は「ディーゼルエンジンで燃料を空気ときれいに混ぜて燃焼することで排ガスの有害物質を抑制しながら効率的に動力に変えていく。その余地はまだある」と強調。その延長線上で、エンジン燃焼で発生した熱を逃さず動力に変える「断熱技術」の開発を目指しているという。

photo 大幅改良した旗艦モデル「アテンザ」を紹介するマツダの小飼雅道社長=5月、東京都新宿区
photo 今後もディーゼル車開発に力を入れることを明らかにしたマツダの小飼雅道社長=5月、山口県防府市
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