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» 2018年06月27日 06時00分 公開

ネットになじみがなくても:ローソン、コンビニを「街の本屋」に シニア狙い、専用棚設置千店増へ

インターネットを通じた商品の購入になじみがなく、買い物のための遠出に抵抗感のあるシニア層を狙った企業の動きが活発化してきた。

[産経新聞]
産経新聞

 インターネットを通じた商品の購入になじみがなく、買い物のための遠出に抵抗感のあるシニア層を狙った企業の動きが活発化してきた。

photo ローソンの書籍専用器具

 コンビニ大手のローソンが年内に文庫本やビジネス書などを並べる書籍専用棚設置店を1千店増やし、4千店に拡大させることが25日、分かった。書店併設店の拡充も検討する。書店の減少が続く中、コンビニの「街の本屋」としての機能を強化し近所の店舗で書籍を購入したいシニア層などの需要取り込みを目指す。

 書籍専用棚は、一般的なコンビニの雑誌コーナーとは違い、映画やドラマに映像化された作品や歴史物などの文庫本、料理・健康などの実用書を充実させている。専用棚設置店の平均日販(1店1日当たりの売上高)は、未設置店よりも600円多いという実績もあり、同社は店舗オーナーに設置を積極的に提案する。

 また、書店大手の文教堂と協力し、現在10店舗出店している書店併設コンビニも、さらに増やしていく計画だ。出店拡大に向け、立地の調査などを進める。

 背景には、若者の本離れとネット販売に押され、国内の書店減少に歯止めがかからない現状がある。民間調査会社のアルメディアによると、全国の書店は平成12年には2万1千店超あったが、今年5月には1万2千店程度に減少した。

 一方で、シニア層を中心にネットではなく手軽に書籍を購入したいという層も多く、ローソンは商機があると判断した。

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