光本CEOは「旅行は時間軸がとても大事」と指摘する。「たまたまお金が無い月に欲しくなったものは、我慢して来月(収入があったときなどに)買えばいい。でも、旅行は今月有休が取れたり、友人と予定が合ったりして初めて行くもの。そのときにお金が無いと旅行自体を我慢するしかない。そんな人にサービスを提供したい」。
上限額を「10万円」に設定した理由については「CASHを通じてどこまでユーザーを信じられるか私たちは“社会実験”してきた。今回、10万円までならちゃんと売れると考えている。性善説で成り立つビジネスをやってみたい」(光本CEO)。
一方で「今後、繰り返し使っているユーザーには上限額が増えていくオプションも検討している」と話す。ちなみにZOZOTOWNの「ツケ払い」の上限は累計で5万4000円だ。
手軽に今欲しいものを買えることから、若年層を中心に浸透してきた「後払い」。ただ、先行するサービスでは既に返済能力に乏しい若者が滞納に苦しむ問題も発生している。TRAVEL Nowで光本CEOが再び仕掛ける“社会実験”の結果に注目が集まる。
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