ローソンはこれまで朝と昼の時間帯が稼ぎ時だったが、共働き家庭が増えたことなどを踏まえ、夕方以降の時間帯における品ぞろえを充実させている。「近年伸びている中食市場を取り込む」(広報担当者)狙いがあり、18年6月からは30年ぶりに発注システムを抜本的に改良したり、総菜系の商品を強化したりしている(関連記事:100人超の社員と約280社を巻き込んだローソンの「発注改革大作戦」)。
Pontaカードの購買行動から見えてきたのは、夕方以降の品ぞろえを強化したことで「家で夕食と一緒にちょっと一杯飲みたい」という顧客ニーズを掘り起こしたことだろう。
仕事帰りのおじさんは高アルコールの100円ビールと一緒に焼鳥やコロッケを買っていたが、その背景には緻密に計算されたローソンの戦略があったのだ。
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