ZOZO前澤社長の球界参入に「NO」を突きつける人が多い背景:赤坂8丁目発 スポーツ246(4/4 ページ)
別のNPB関係者も、こう補足する。
「前澤社長は球団保有の願望を世に示すことで、自身の会社の企業価値を高めるためのブランディング戦略に動いただけではないのか。実際、10月1日にスタートトゥデイは社名変更を控えており、タイミングとしては絶妙だ。マリーンズ買収、もしくは新球団設立が成し遂げられず球界参入プランが頓挫したとしても、この“決起”による広告効果は絶大だ。
その昔、ホリエモンが球界参入宣言で時代の寵児(ちょうじ)として持てはやされ、メディアから引っ張りダコになった例もある。前澤社長にも二匹目のドジョウを狙っている感がプンプンと漂う。プライベートジェットを保有している話や、これまでも複数の芸能人と浮名を流すニュースでも世間をにぎわせている。目立つことがかなり好きな方のようだし、それと照らし合わせると今回の一件にも本気度は見えにくい」
前澤社長はTwitter上で「ファン参加型」の球団構想をぶち上げるなど雲をつかむようなプランを描いている。今オフにも何らかの形で新たに球団構想について提言することも示唆しているだけに、まずはお手並み拝見といきたい。
国内プロ野球、メジャーリーグを中心に取材活動を続けているスポーツライター。セ・パ各12球団の主力選手や米国で活躍するメジャーリーガーにこれまで何度も「体当たり」でコメントを引き出し、独自ネタを収集することをモットーとしている。
野球以外にもサッカーや格闘技、アマチュアスポーツを含めさまざまなジャンルのスポーツ取材歴があり、WBC(2006年第1回から2017年第4回まで全大会)やサッカーW杯(1998年フランス、2002年日韓共催、2006年ドイツ、2010年南アフリカ、2014年ブラジル、2018年ロシア)、五輪(2004年アテネ、2008年北京、2017年リオ、2018年平昌)など数々の国際大会の取材現場へも頻繁に足を運んでいる。
- 登山家・栗城史多さんを「無謀な死」に追い込んだ、取り巻きの罪
登山家の栗城史多さんがエベレスト登頂に挑戦したものの、下山中に死亡した。「ニートのアルピニスト」として売り出し、多くの若者から支持を集めていたが、登山家としての“実力”はどうだったのか。無謀な死に追い込まれた背景を検証すると……。
- なぜ「スーツみたいな作業着」をつくって、しかも売れているのか
スーツのような作業着「WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)」が売れている。製造しているのはアパレルメーカーでもなく、作業着メーカーでもない。水道工事などを行っている会社がつくったわけだが、なぜこのような商品を開発したのか。その狙いを聞いたところ……。
- 「一蘭」にハマった外国人観光客は、なぜオーダー用紙を持って帰るのか
ラーメン店「一蘭」といえば、食事をするスペースが仕切られている味集中カウンターが有名である。珍しい光景なので、外国人観光客も写真を撮影しているのでは? と思っていたら、店員さんに「オーダー用紙を持ち帰りたい」という声が多いとか。なぜ、そんな行動をしているのかというと……。
- 卓球王者の張本が、いまひとつ支持を得られない要因
全日本卓球選手権の男子シングルス決勝で、14歳の張本智和が王者・水谷隼を破って優勝した。最年少優勝の偉業を達成したのに、いまのところ“張本フィーバー”は起きていない。なぜ新王者がいまひとつ支持されないかというと……。
- なぜ地図で「浅草寺」を真ん中にしてはいけないのか
地図を作成している編集者に、2枚の地図を見せてもらった。1枚は浅草寺が真ん中に位置していて、もう1枚は浅草寺が北のほうにある。さて、実際に地図に掲載されているのは、どちらなのか。答えを聞いたところ、予想外の結果に!?
- 大人たちによって作り上げられた“ポスト真央”、本田真凛の悲劇
オトナたちによって作り上げられた「悲劇のスター候補」だったのかもしれない。女子フィギュアスケートの本田真凛のことだ。期待されていた韓国・平昌五輪の代表入りを逃してしまったことで、今後の彼女はどうなる?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.