ソフトバンクとヤフー、スマホ決済サービス「PayPay」今秋より提供開始開始から3年間無料

» 2018年07月27日 16時49分 公開
[中澤彩奈ITmedia]

 ソフトバンクとヤフーが6月に設立した合弁会社PayPay(東京都千代田区)は7月27日、バーコードやQRコードを活用したスマートフォン決済サービス「PayPay」の提供を2018年秋から始めると発表した。これに伴い、ヤフーが提供する「Yahoo!ウォレット」のスマートフォン決済機能の提供を終了する。

photo PayPay公式Webサイト

 Yahoo!ウォレットの抱える4000万口座超の顧客基盤やソフトバンクの営業ノウハウなどを活用し顧客獲得を図っていくという。また、インド最大のモバイル決済企業Paytmとも連携し、同社の持つ技術を応用させ決済サービスを発展させていく。

 時期は未定とするも、Yahoo!ウォレットのスマートフォン決済機能サービスは終了する予定だ。

photo ソフトバンクによる発表

 同サービスは「PayPay」または「Yahoo! JAPAN」のアプリから利用可能。店側が提示するQRコードをユーザーがアプリで読み取る方式と、ユーザーがスマートフォンなどに表示したバーコードやQRコードを店側が読み取る方式を提供する。

 利用可能店舗については全国チェーンの店舗や小規模店舗まで幅広く利用できるよう検討を進めており、詳細は後日発表予定とした。

  ソフトバンクの広報担当者は「同サービスを広く普及するため、ユーザーが読み取る方式では店側が負担する決済手数料を開始から3年間無料にする。3年後以降に請求する手数料の水準などはまだ決まっていない」という。だが、「店側の負担を極力抑えるため、なるべく低く設定したい」としている。

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