「マッキーワーク」を開発する上では、パーツの切れ味と安全性の両立にこだわった。けがや箱の中身の破損につながらないよう、素材はプラスチックを使用している。
「パーツは単にとがらせるのではなく、真ん中がくぼんだ形状にしている。普段は触っても指を傷つけないが、テープに押し当てた場合のみ、鋭利な切れ味を発揮する」という。
「素材は耐久性に優れつつ、テープに引っ掛かりやすいものを採用した。多少のテープを裂き続けても刃こぼれしないため、長く使ってもらえれば」と自信を見せる。
こんな工夫を凝らした「マッキーワーク」だが、従来品の「ハイマッキー」(税込162円)と30円しか価格が変わらず、手に取りやすい点も強みだ。「調達面も工夫し、品質を保ちつつコスト削減に成功している。オフィスや一般家庭で気軽に手に取ってもらえれば」とゼブラは強調する。
発売後は、売れ行きやユーザーの反応を注視する。一定の成果が出た場合は、“段ボールを切れるパーツ”の他商品への導入も検討する。
同社は「今後、『マッキー極細』『マッキーノック』などのマッキーシリーズや、ボールペンに段ボールを開けるためのパーツが付属する可能性はゼロではない」と話している。
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