[サンフランシスコ 3日 ロイター] - 米アップル
アップル株は過去12カ月で34%上昇し、2日に時価総額が1兆ドルを超えた。3日にはさらに買われ、終値ベースの時価総額は1兆0050億ドルとなった。
S&P総合500種がこの間14%の上昇にとどまったのに比べるとアップルの値上がりは素晴らしいが、同じ期間にアマゾンは急速な売上高と利益の伸びに後押しされ、何と85%も高騰した。
その結果アマゾンは時価総額8890億ドルと米上場企業第2位の座を占めている。これに続くのがアルファベットの8560億ドルとマイクロソフトの8300億ドルだ。
シノバス・トラストのポートフォリオマネジャー、ダン・モーガン氏は、自身が最も多く保有する銘柄はアマゾンで、クラウドコンピューティング分野で支配的な地位を築いている点が理由だ説明。「3社の中でアマゾンが次に1兆ドルに達するだろう」と述べた。
トムソン・ロイターのデータによると、アナリストが示す目標時価総額の平均はアップルが1兆0500億ドル、アマゾンが1兆0200億ドル、アルファベットが9700億ドル、マイクロソフトが9530億ドルとなっている。
株価のこれまでの上昇ぶりが、将来の値動きを占う信頼できる手掛かりにならないのは確かだし、アマゾンの近年の高騰は大半の尺度から見て異例だ。それでもアップルとアマゾンがいずれも過去12カ月のペースで上昇を続けるなら、年内にアマゾンの時価総額はアップルを追い抜くとみられる。
(Noel Randewich記者)
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