2018年に就職活動をした19年卒の学生が、情報収集をする中で「採用Webサイトが充実している」と感じた企業は? 人材会社ディスコの調査によると、トップは三井物産(23票)だった。
三井物産の採用サイトには、「社員のインタビューや事業紹介の動画があり、充実していた」「オフィスの様子をストリートビュー形式で見られる仕組みがあった。そこまで開示してくれる企業はあまりないため好印象だった」などの評価が集まった。
2位は三菱UFJ銀行(19票)。「Q&Aコーナーが充実しており、選考前の不安や疑問を解消することができた」「他社とは違うUI(ユーザーインタフェース)で、セミナー情報がトップにあり、分かりやすかった」「女性行員の意見もしっかり載っていた」などの意見が出た。
3位はサントリーホールディングス(17票)。就活生は「(企業理念の)『やってみなはれ』が打ち出されていて、注意を引いた」「ログインするたびに表示される『ひとこと』コーナーがよかった」などと感じていた。
4位はソニー、日本航空(JAL)、東日本旅客鉄道(JR東日本)が16票で並んだ。就活生からの意見は「職種別採用の説明が充実しており、業務内容が明確に理解できた」(ソニー)、「定期的に更新される『CA日記』が楽しかった」(JAL)、「支社の情報も詳しく掲載されていた」(JR東日本)――など。
7位は野村総合研究所(15票)。8位はアクセンチュア、電通、トヨタ自動車、三井住友海上火災保険、三井住友銀行が14票で並んだ。トップ10に入った企業の採用サイトはいずれも、色合いやレイアウト、メッセージ性、情報の充実度、社員紹介などのコンテンツの質が高く評価されていた。
ディスコは「良い印象を持った理由に『親近感』や『不安解消』というキーワードを挙げる就活生も目立った。サイトデザインや情報の量と質のみならず、情報発信の頻度もサイトの印象を左右する要因となっている」と分析している。
調査は7月、同社のサービス「キャリタス就活2019」を利用する学生モニター1147人を対象に実施。10人以上が社名を挙げた企業を抽出してランキング化した。
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