中国の世界最大手マイニング企業Bitmain(ビットメイン)傘下のBTC.comが、イーサリアムのマイニングプールを開設すると発表した。同社はビットコインのハッシュレート(採掘速度)の約16%、ビットコインキャッシュのハッシュレートの約14%を占めており、イーサリアムのハッシュレートについてもこれらと同程度の水準まで高めることを目指す。TNWが報じた。
同社でマイニングプール・ディレクターを務めるジュアン・ジョン氏によると、1年以内にイーサリアムのハッシュレートを12%程度まで引き上げることを当面の目標として事業に取り組んでいくという。
また、ジョン氏はPoW(Proof of Work/仕事の証明)からProof of Stake(PoS)への移行について言及。「PoSを採用してもマイニングプールを運営することは可能だ。マイナー(採掘者)がイーサリアムをマイニングプールにデポジットする必要があることなどから、マイニングプールの設計が複雑になることは確か。だが、ウォレットやイーサリアムのスマートコントラクトに関する実証実験は十分に行ってきた」と、PoSへの移行がイーサリアムのマイニングの障害になることはないと主張した。
PoSマイニングプールの導入がどのように機能するかなどの詳細については明かさなかった。
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