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» 2018年09月06日 06時00分 公開

台風21号:“孤島”関空から海路で神戸へ 利用客ら「紙一枚張り出されただけ。ストレスたまった」「蒸し暑く我慢の限界」 (1/2)

台風21号による浸水被害などの影響で約5千人が孤立した関西国際空港で5日早朝、利用客を神戸空港(神戸市中央区)に輸送する高速船の臨時運航が始まった。表情に疲れがにじんだ利用客からは安堵(あんど)の声がこぼれた一方、「関空から十分な説明がなく困った」と憤りの声も聞かれた。

[産経新聞]
産経新聞

 台風21号による浸水被害などの影響で約5千人が孤立した関西国際空港で5日早朝、利用客を神戸空港(神戸市中央区)に輸送する高速船の臨時運航が始まった。表情に疲れがにじんだ利用客からは安堵(あんど)の声がこぼれた一方、「関空から十分な説明がなく困った」と憤りの声も聞かれた。

ALT 関西国際空港から船に乗り込んだ人々が神戸空港に到着する=5日午後12時37分、神戸市中央区(須谷友郁撮影)

 この日、午前6時50分ごろ、関空と神戸空港を片道30分で結ぶ高速船「神戸−関空ベイ・シャトル」(定員110人)の第1便が神戸空港に到着すると、「災害救助船」として無料で運航された高速船から、キャリーケースを持った利用客らが続々下りた。

 関西エアポートなどによると、高速船は15〜20分間隔で終日運航し、利用客をピストン輸送する。

 夏休みでシンガポールに旅行する予定だったという奈良県橿原市の会社員、森田佳世子さん(27)は「旅行に行けず悲しいが無事に帰れてよかった」と笑顔で話した。

 停電が起きた関空では、携帯電話やインターネットが使えず、利用者の間では、家族と連絡が取れなくなったり、被害状況を把握できなかったりしたことで不安が広がったという。

 大阪市東淀川区の飲食店経営、北村清隆さん(42)は「ネットから情報を得られずに苦労した。高速船の運航状況やタンカーの衝突事故についても、アナウンスもなく、紙一枚の案内が張り出されているだけで、先行きが見えずストレスがたまった」と憤っていた。

ALT 出発ロビーで体を休める人たち=5日午前、関西国際空港(嶋田知加子撮影)
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