今回のフェアに協力する店舗は、すし店「山五商店」「米彦」「大和寿司」と、厚焼き玉子専門店「丸武」――の4店。いずれも歴史ある人気店だ。
山五商店とコラボした商品は、活け締めにした天然アナゴを使った「特上のふっくら煮穴子」(300円)。同店舗が普段使用しているのと同じ技法で加工し、時間をかけて丁寧に煮込んだ点が特徴だ。
山五商店の山崎大輔専務(崎はたちさき)は「われわれが目利きした本物のアナゴを、日本一のすしチェーンに提供できてうれしい」と話す。
米彦とコラボした商品は、天然本マグロを使った「本鮪赤身」(150円)。ネタの仕入れ・目利きも米彦が担当し、1匹の魚体から少量しか取れない希少な部位を使用する。
米彦の渡辺泰行取締役は「本マグロはマグロの王様で、酢飯と合う。手に取りやすい価格で提供するため、高級なすし屋を困らせるのでは」と自信を見せる。
大和寿司とコラボした商品は、「あじの酢洗い」(100円)、「昆布〆ひらめ」(150円)、「本鮪赤身のづけ」(同)、「〆の塩いくら巻」(同)で、低価格帯の商品もそろえる。
「あじの酢洗い」は、食材を水に薄めた酢にひたすことで、生臭みを取り除く手法「酢洗い」を施した点が特徴。今回のフェアのために、専用の酢を開発したという。
大和寿司の入野光広氏は、「下ごしらえの一手間を惜しむかどうかが、回転ずしチェーンと回らないすし屋の違いだと感じていた。今回はその技術を教えたことで、質の高い商品に仕上がった」と強調する。
丸武とコラボした商品は、クリームチーズを練り込んだ伊達巻に、抹茶アイス、わらび餅、あんこを添えたスイーツ「伊達巻メルバ」(280円)。スイーツ強化の取り組み「スシローカフェ部」の一環で提供する。
フェアに終了期限は設けず、ネタが売り切れた時点で終了となる。
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