ユニー・ファミマ、ドンキに2割出資へ 小売りの異業種間でタッグ強化スーパーのユニーはドンキが買収(2/2 ページ)

» 2018年10月11日 17時14分 公開
[服部良祐ITmedia]
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「ハイブリッドの業態に」

 ドン・キホーテのノウハウを活用した国内のファミリーマートの実験店舗については「コンビニはフランチャイズがたくさんあり、実験店をどんどん入れるのは難しい。実験を通じて売れ筋などを確かめ、ファミマ全体で生かしていく」と説明した。

photo 東京都内で記者会見したユニー・ファミマHDの高柳浩二社長(右)とドンキHDの大原孝治社長

 一方、ドンキHDの大原孝治社長は5年間でユニーの100店舗をドンキの業態に転換すると表明した。「GMSは食品を中心に地元でブランド力がある。一方でわれわれは時間消費型、アミューズメントのディスカウントストアのノウハウを入れる。ハイブリッドの業態で元の客層も逃さないようにする」と説明した。

 また、ユニー・ファミマHDはGMS事業を手放すことでコンビニ事業単独となるため、今後はHD体制の見直しを図る。社名も変更する方針だ。

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