メルセデス・ベンツ、新型「Aクラス」国内発売最新技術で武装(1/3 ページ)

» 2018年10月18日 11時59分 公開
[ITmedia]

 メルセデス・ベンツ日本は10月18日、新型「Aクラス」を国内発表した。内外装を一新したほか、音声対話によるインフォテインメントシステムなど最新技術を盛り込んでいる。納車は12月以降を予定。価格(税込)は322万円〜362万円。

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 コンパクトカーの人気モデルを約6年ぶりにフルモデルチェンジ。「MBUX」(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)と呼ぶ、音声認識による操作機能や、大型ディスプレイによるインテリア、スポーティーさを増したエクステリアなど、“新世代ベンツ”の中核となる戦略車として若々しいモデルになっている。

 当初ラインアップする5ドアハッチバック「A180」は、136PS、200Nmを発揮する1.33リッターの直列4気筒ターボエンジンに7速DCTを組み合わせる。先代の1.6リッターエンジンから出力は14PS増えている。4419(全長)×1796(全幅)×1423(全高)ミリ(ホイールベース2729ミリ)。

 MBUXは、ナビの目的地入力や音楽選択、ヒーターの制御などさまざまなことを音声で操作できる。自然言語認識機能と人工知能(AI)を組み合わせることで、決まった単語で命令する従来型機能と異なり、ユーザーが自然に話した言葉をくみ取って「事実上ほとんどの命令に従う」という。車載コンピュータとクラウドの両方を活用するハイブリッドとし、ネットに接続できない状態でも応答可能にした。

 インストゥルメンタルパネル上部のカウルを廃止したデジタルメーターや、スマートフォンのワイヤレス充電機能(Qi対応)を標準装備するなど、インテリアにも最新テクノロジーを盛り込んでいる。

 スポーティーに一新したエクステリアは、空力対策を徹底し、Cd値はクラストップという0.25を達成。剛性の強化やサスペンションの調整などで振動や室内ノイズを減らし、快適なドライブフィールを実現しているという。

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