#SHIFT

学生から人気のない「圧迫面接」、実は2種類ある面接官はつらいよ(4/4 ページ)

» 2018年10月24日 14時23分 公開
[増沢隆太INSIGHT NOW!]
INSIGHT NOW!
前のページへ 1|2|3|4       

(4)すべては会社の意思

 圧迫面接のように企業イメージを失墜させる行為を軽々にど素人がやれば、単に会社の評判を落とすだけになります。会社側は、コーポレートイメージが採用によって損なわれるリスクを、もう少し真剣に考えて判断すべきなのですが、勝手に現場で面接官が暴走したらそれを止めることはできません。

 つまり、圧迫面接はその面接官の技量を試す合図であり、下手な圧迫面接しかできないような面接官は素人であり、そうした素人に面接を全権委任している会社は、恐らく業務遂行においてもそうした雑な判断をする会社だとも考えられます。

 すべては会社の意思、経営者の意思として、捉えられてしまう面接官という重責を、単なるベテランや取締役など役職だけで選ぶような会社は、やはりそんな社風だと考えるべきかもしれません。(増沢隆太)

フォローして増沢隆太氏の新着記事を受け取る

著者プロフィール:

増沢隆太(ますざわ・りゅうた)

株式会社RMロンドンパートナーズ代表取締役。キャリアとコミュニケーションの専門家として、芸能人や政治家の謝罪会見などをコミュニケーションや危機管理の視点で、テレビ、ラジオ、新聞等において解説している。大学や企業でのキャリア開発やコミュニケーション講座を全国で展開中。著書「謝罪の作法」他多数。


前のページへ 1|2|3|4       

Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.