三菱自、新型「デリカD:5」発表 SUVミニバンがオラつき顔に一新走破性など継承しつつ(1/2 ページ)

» 2018年11月21日 14時18分 公開
[ITmedia]

 三菱自動車は11月21日、ミニバン「デリカD:5」の新型を2018年度内に発売すると発表した。デザインを一新したほか、安全技術を搭載した。同日から予約受付を開始し、価格(税込)は約385万円〜425万円の予定。

photo 新型「デリカD:5」スタンダードモデル。はやりのオラついた顔に一新された

 7/8人乗りの3列シートミニバン。SUV(スポーツタイプ多目的車)的なミニバンとして親しまれ、新型は2007年に登場した現行モデル以来。4輪駆動と最低地上高185ミリによる走破性といったデリカD:5の特徴は継承しつつ、デザインや安全面、実用性などを向上している。

 エクステリアは、フロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」やマルチLEDヘッドライトを採用し、はやりのミニバンフェイスに一新された。SUV的なイメージの標準モデルに加え、より都会的なテイストの「URBAN GEAR(アーバンギア)」を新設定する。

 インテリアも一新し、インストゥルメントパネルには「サバ杢」柄の立体木目を採用するなど、上質感を高めた。ディーラーオプションとして大画面10.5インチディスプレイのナビゲーションを設定、利便性も高めている。

 要望が多かったという予防安全技術「e-Assist」を新採用。衝突被害軽減ブレーキシステムや後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)、後退時車両検知警報システムなどで安全性を高めた。遮音材と吸音材の採用箇所も増やし、静粛性を大きく向上させているという。

 エンジンは2.2リッタークリーンディーゼル。最大トルクを380Nmに高め、8速スポーツモードATとの組み合わせによりパワフルかつ滑らかな走りになっているという。また、ディーゼルエンジンの排出ガスをクリーンに浄化する尿素SCRシステムを同社として初採用した。

 現行モデルのうち、ガソリンエンジンモデルは継続販売する。

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