海外で人気の「サブウェイ」は、なぜ日本でイマイチなのか組み合わせは3700万通り(5/5 ページ)

» 2018年11月29日 08時00分 公開
[印南一路ITmedia]
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優柔不断になるのは、決め方のルールを身に着けていないだけ

 意思決定がスムーズにいかなくなるたびに、自分の性格を責めているのなら、まずは自分を優柔不断だと思い込まないことが大事です。

 性格を嘆くより、何が意思決定を困難にしているのかを分析し、対処方法を身につけるよう努力することのほうが重要です。

 優柔不断と思っている人にまず挑んでほしいのは、意思決定の方法、つまり決め方のルールを学ぶことです。意思決定の枠組みやフォーマットがきっちりとあること。これを知っておけば、優柔不断になりそうな状況にも対処できますし、中長期的に決断力が向上していくのです。

著者プロフィール:印南 一路(いんなみ・いちろ)

 1958 年神奈川県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授。専門は医療政策と意思決定・交渉領域。東京大学法学部卒業、富士銀行(現在のみずほ銀行)、厚生労働省勤務ののち、ハーバード大学行政大学院、シカゴ大学経営大学院で学ぶ。シカゴ大学経営大学院助教授やスタンフォード大学留学などを経て、2001 年より現職。そのほか、株式会社キングジム社外取締役、厚生労働省中央社会保険医療協議会委員など。著書に『すぐれた意思決定』(中公文庫)、『意思決定トレーニング』(ちくま新書)、『人生が輝く選択力』(中公新書ラクレ)などがある。


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