年間を通じて最も優秀な車に贈られる「2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー」に、ボルボ・カー・ジャパンのスポーツタイプ多目的車(SUV)「XC40」が選ばれた。前年もボルボが初受賞しており、輸入車として初の2年連続受賞となる。
XC40は、新開発の小型車向けプラットフォーム「CMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ)」を採用した、ボルボ初のコンパクトSUV。日本では2018年3月に発売した。ボルボとして初めて「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」も受賞している。
選考の理由は、「日本の道路環境にちょうどいい扱いやすいサイズで、カジュアルかつスポーティーなスタイリングを実現している」「インテリアは上質な北欧デザインで、収納スペースも充実していて機能性も高い」「走行フィールはスポーティーさと快適性を極めて高いレベルで両立したもので、気持ちよくドライビングを楽しめる。さらに高度な安全装備を全車標準している」という点が高く評価されたため。
2位はトヨタ自動車「カローラ スポーツ」、3位はフォルクスワーゲングループジャパン「ポロ」、4位はトヨタ「クラウン」、5位は三菱自動車「エクリプス クロス」だった。
イノベーション部門賞は、ホンダ「クラリティ PHEV」が受賞。100キロを超える電動走行が可能であることなどが評価された。
エモーショナル部門賞は、BMW「X2」。SUVでありながら、低い全高によってクーぺのような新鮮で刺激的なスタイリングを実現したことなどがエモーショナルだと判断された。
スモールモビリティ部門賞は、ダイハツ工業「ミラ トコット」。女性の意見を聞いて開発したが、結果として女性にこびることなく、どのようなユーザーにも受け入れられるクルマとして仕上げた完成度の高さが理由だという。
今回は輸入車が日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したため、「インポートカー・オブ・ザ・イヤー」は選出されなかった。
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