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半数以上の医師は年末年始も「勤務予定」 「手術室で年越し」などのエピソードもあみだくじで勤務予定を決める所も

» 2018年12月12日 18時06分 公開
[ITmedia]

 医師向け転職求人サイト「Dr.なび」などを運営するエムステージ(東京都品川区)はこのほど、医師の年末年始の勤務事情に関する調査結果を発表した。平成最後となる今年の年末年始に勤務予定のある医師は51%いた。まだ予定が確定いしていない人が14%いることを踏まえると、年末年始も多忙となる医師は多いと言えそうだ。

photo 半数以上の医師は年末年始も「勤務予定」(=プレスリリースより)

 年末年始の勤務予定の決め方について聞いたところ「ゴールデンウィークなどの他の連休の担当と合わせて公平になるように決める」「医局上層部の気まぐれで決まる」「事務が勝手に決めてしまう」「基本的には暗黙の年功序列で決まってしまう」「若手で担当する」「非常勤医師のみで担当する」といった回答が多く寄せられた。

 なかには「あみだくじ」「院長を除いてくじ引き」など、運にまかせて決める所もあるようだ。

 年末年始の勤務で印象的だったことでは「高齢者の餅の気管閉塞は減らない」「アルコール中毒が多い」「喧嘩した人が搬入された」のほかに、「手術室で年を越した」「病院の屋上で初日の出を見た」「研修医の時、12月31日に除夜の鐘と同じ数の患者が来た」など、年末年始の医師の多忙さが伝わるエピソードもあった。

photo あみだくじで勤務予定を決める所も(イメージ)

 調査は12月4〜6日にかけて、「Dr.なび」に登録する医師157人を対象にインターネット上で実施した。

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