東京地検特捜部、ゴーン容疑者を再逮捕  日産に投資損失負わせた疑い約18億5000万円

» 2018年12月21日 14時25分 公開
[ロイター]
photo 12月21日、東京地検特捜部は、日産自動車のカルロス・ゴーン前会長(写真)を会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕した。写真はパリで10月撮影(2018年 ロイター/Regis Duvignau)

[東京 21日 ロイター] - 東京地検特捜部は21日、日産自動車<7201.T>のカルロス・ゴーン前会長を会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕した。

共同通信など国内メディアによると、ゴーン前会長は2008年10月ごろ、自身の資産管理会社による投資で生じた約18億5000万円の損失を負担する義務を日産側に負わせた疑い。

ゴーン前会長と同社のグレッグ・ケリー前代表取締役は11月19日、金融商品取引法違反容疑で特捜部に逮捕され、今月10日に同法違反の罪で起訴された。

また、特捜部は今月10日、同法違反の容疑でゴーン前会長とケリー元代表取締役を再逮捕し、勾留期限だった20日に勾留延長を請求したが、東京地裁は同日、21日以降の勾留延長を認めない決定を行っていた。

東京地裁によると、ケリー前代表取締役の弁護士が21日午前、東京地裁に保釈請求した。国内報道各社は同日中にも保釈される可能性があると伝えている。

(田巻一彦)

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