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» 2019年01月11日 06時00分 公開

消費は落ちる可能性も:空前の旅行ブーム到来 19年海外旅行者、訪日客数最多見通し (1/2)

今年、空前の旅行ブームが訪れる見通しとなり、観光業界が大きな期待を寄せている。2019年はゴールデンウイーク(GW)が10連休となるほか、秋には日本でラグビーワールドカップ(W杯)が開かれ、日本人の海外旅行者数、訪日客数ともに史上最多を記録するとみられている。豪華観光列車によるツアーなど高額旅行商品の売れ行きも好調で、日本経済にも追い風となりそうだ。

[SankeiBiz]

 今年、空前の旅行ブームが訪れる見通しとなり、観光業界が大きな期待を寄せている。2019年はゴールデンウイーク(GW)が10連休となるほか、秋には日本でラグビーワールドカップ(W杯)が開かれ、日本人の海外旅行者数、訪日客数ともに史上最多を記録するとみられている。豪華観光列車によるツアーなど高額旅行商品の売れ行きも好調で、日本経済にも追い風となりそうだ。

photo 訪日外国人らでにぎわう東京・浅草の仲見世商店街=昨年6月17日(ブルームバーグ)

■長距離路線ほぼ完売

 「海外への長距離路線はほぼ完売。人気エリアはチャーター便を検討中だ」

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の担当者はGWの10連休商戦に自信満々だ。

 HISでは昨年10月から欧州などへの航空券やホテルの予約が入り始め、11月の中旬には長距離路線がほぼ埋まった。国内外をめぐるクルーズ船も人気で、同業JTBではGW出発分13本がほぼ売り切れた。

 今年の大型連休はGW(4月27日〜5月6日)だけではない。19年12月からの年末年始も9連休となる。9月20日〜11月2日に開催されるラグビーW杯も大きな商機で、試合会場周辺ではラグビーファンをターゲットにした誘客活動が進む。格安航空会社(LCC)の国際便がある地方空港の所在県では訪日客宿泊数が伸びている。

 JTBがまとめた今年の旅行動向によると、日本人の海外旅行人数(出国者数)1910万人、訪日客数3550万人と、いずれも過去最高の見通しだ。

 国内旅行ではニーズの多様化に伴う二極化が起き、高額商品も人気を集めている。JR東日本の豪華観光列車「トランスイート四季島」は最低料金1人32万円(1泊2日、2人1室)でも7〜9月出発分の応募倍率は3.9倍だ。阪急阪神ホールディングス傘下の阪急交通社が今月4日に発売した、乗客定員18人の豪華バスツアーも1人98万円(2人1室)と高額だが、「ゆったり旅行したい人には支持される」と見込む。

 国内を席巻する訪日客の行き先も多様化している。訪日客向け国内旅行「サンライズツアー」を展開するJTBでは、中国からの訪日客が多い2月の春節休暇中に北海道の流氷ツアーが人気。4月の桜の季節の予約人数は前年同期比15%増と、“コト消費”が目立つ。

 昨年の訪日客数は自然災害の影響を受けながらも史上初めて3000万人を突破。東京五輪・パラリンピックが開かれる20年に4000万人という政府目標に向けて弾みがついた。

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