3月12日深夜から、ビットコイン価格が急落した。24時間前の約83万円から一時49万円まで下落し、下落幅は40%を超えた。1年半前の2019年4月の水準となる。
ビットコイン価格推移。12日深夜から急落した(コインチェック)
ビットコイン以外のイーサリアムなど、アルトコインも下落しており、仮想通貨市場全体に対するビットコインの比率(ドミナンス)は、ほぼ変わらず65%前後で推移している。ビットコインは、5月に3回目となる半減期を迎える予定で、需給の悪化から強気の予想もあった。2020年に入ってから上昇し、一時110万円を超えていた。
- ビットコインなど暗号資産の保有経験者は7.8% 日銀調査
日銀が行った調査によると、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を入手したことがある人は7.8%に上った。利益が出た人が18%なのに対し、損失が出た人は31%となった。また、暗号資産保有経験者の金融リテラシーは平均よりも低く、自己認識とのギャップが大きいことも分かった。
- ビットコインはデジタル・ゴールドなのか? マネックス大槻氏に聞く
暗号資産(仮想通貨)の代表例であるビットコインは、しばしば「金」(ゴールド)と 比較される。金が埋蔵量に上限があるように、ビットコインはアルゴリズム的に採掘上限が定められている。さらに、価値を保証する発行体がないというのも、ビットコインと金の共通点だ。しかし、果たしてビットコインはデジタル版の「金」になり得るのか。マネックス証券のチーフアナリスト、大槻奈那氏に聞いた。
- 仮想通貨とデジタル通貨
ビットコインなどの仮想通貨は投資対象として考えてよいだろうか。各仮想通貨はそれぞれ性格が異なるので一言では言いにくいが、ビットコインへの投資は金投資と似ている。
- ビットコインの急騰続く あわや150万円へ
ビットコインの価格急騰が止まらない。100万円を超えてから10日で150万円近くまで上昇した。背景には、Facebookが発表した「Libra」やビットコイン先物取引をめぐる動きがあると見られる。
- ビットコインが1年前の価格を回復 97万円まで上昇した背景
4月から始まったビットコインの価格上昇が止まらない。一時、97万円まで上昇し、1年前の価格を回復した。この背景には、米中貿易摩擦などの政治的混乱、新たな資産クラスとしての見方、1年後に迫った半減期などがある。
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