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オフィスやイベント会場で異常体温者を検知 新型コロナ対策のシステムが登場IHI検査計測が発売

» 2020年04月17日 15時46分 公開
[ITmedia]

 検査計測機器の販売などを手掛けるIHI検査計測(横浜市)は、異常体温者を自動的に検知するシステム「FeverCheck」(価格は非公表)を4月20日に発売する。

オフィスや工場やイベント会場などでの利用を見込む(出所:IHI検査計測公式Webサイト)

 FeverCheckは人工知能(AI)による顔認識機能によって、対象者の体表面温度だけを瞬時に測定する。非接触で測定するので、新型コロナウイルスの感染リスクを大幅に低減できる。

 複数人の体表温を一度に測定可能。歩行者が立ち止まる必要がないので、オフィス、工場、学校、ホテル、商業施設、空港、駅、イベント会場といった場所での利用を見込んでいる。

 同社は、FeverCheckで使用する機器は医薬品医療機器法(薬機法)の定める体温計ではなく、あくまでスクリーニングが目的だとしている。また、屋外での使用には適しておらず、屋内での利用を想定している。

計測に使用する機器(出所:IHI検査計測公式Webサイト)
利用イメージ(出所:IHI検査計測公式Webサイト)

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