動画配信ランキング 「鬼滅の刃」や「愛の不時着」を抑えて1位になったのは……GEM Partners調べ

» 2021年02月13日 09時00分 公開
[ITmedia]

 調査会社のGEM Partners(ジェムパートナーズ、東京都港区)は2月10日、1月の「定額制動画配信タイトルの視聴者数ランキング」の結果を発表した。それによると「呪術廻戦」が628ポイントを獲得し1位に、昨年テレビアニメや映画がヒットした「鬼滅の刃」は571ポイントで2位となった。

動画配信のランキングは?(画像はイメージ)

 呪術廻戦は、週刊少年ジャンプに連載中の芥見下々(あくたみげげ)氏による漫画作品。20年10月からはテレビアニメがスタートし、漫画のシリーズ累計発行部数は3000万部を突破するなど話題となっている作品だ。

 3位以降は「進撃の巨人」(365ポイント)、「約束のネバーランド」(313ポイント)と続き、上位4位までコミック原作のアニメが占める結果となった。また、映画の最高位は、テレビ放映が話題となった「パラサイト 半地下の家族」が167ポイントで5位。海外ドラマは6位に「愛の不時着」(163ポイント)、7位に「ウォーキング・デッド」(146ポイント)が入った。

21年1月 定額制動画配信サービス タイトル別 全体ランキングTOP20(GEM Partners調べ)

 男女別では、男性は「鬼滅の刃」が、女性は「呪術廻戦」がそれぞれ1位となった。男女とも、4位までをコミック原作のアニメが占めた。

 また、男性は「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」(6位)や「相席食堂」(13位)といったバラエティが、女性では「愛の不時着」(5位)、「キム秘書はいったい、なぜ?」(10位)、「梨泰院クラス」(15位)などの韓国ドラマがそれぞれランクインしている。

21年1月 定額制動画配信サービス タイトル別 性別ランキングTOP20(GEM Partners調べ)

 年代別で見てみると、20代までは「呪術廻戦」が、30代から60代まではどの年代でも「鬼滅の刃」が1位となった。50代まではコミック原作のアニメが上位を占めたが、60代では「愛の不時着」「NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班」などの海外ドラマがランクインした一方、「呪術廻戦」はランクインしていないなど傾向が異なっているようだ。

21年1月 定額制動画配信サービス タイトル別 年代別ランキングTOP10(GEM Partners調べ)

 調査はインターネットを使って実施。1月9日、16日、23日、30日の調査回ごとに15〜69歳の男女約7000人、合計約2万8000人を対象に、過去1週間に定額制動画配信サービスでなんらかのタイトルを観た合計約7500サンプルをもとに集計。視聴したタイトルを自由回答方式で聴取し、シーズン数やエピソード数などは区別せず、一部でも見たと回答した人を視聴者としてカウント。複数回みても1カウントとしている。

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