楽天証券は4月4日注文分から、「マネーブリッジ」の自動入出金機能が米国株式にも対応したと発表した。円貨決済の米国株購入時に、自動的に楽天銀行から資金を移動して買い付けを行える。
楽天証券と楽天銀行のマネーブリッジのイメージ(楽天証券)
併せて、証券口座内の日本円と米ドルの両替サービスの提供時間も拡大した。午前8時から翌午前6時まで両替可能になった。
マネーブリッジは、2021年1月末時点で200万人以上が利用する楽天証券と楽天銀行の口座連携サービス。株式や投信の買い付け時に自動的に銀行から資金が移動し、売却後の資金は自動的に銀行口座に移動する。利用者には楽天銀行の普通預金口座の金利として0.1%の優遇金利を提供している。
米国株は昨今急速に人気が拡大。20年には前年同月と比べて、楽天証券での取引件数が30倍に伸びた。
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楽天証券では米国株の取引が大きく伸びた。19年1月と12月の比較では、取引件数は30倍に、取引人数は15倍に増加した。6月時点では、前年同期比で取引件数が17倍に増加したとしており、米国株の人気が継続していることが分かる。
- コロナ下で絶好調の楽天証券、米国株取引数は17倍に
2020年1-6月期の楽天証券の業績は絶好調だった。コロナの環境下で株価の値動きが激しくなり、世界的にオンライン証券は好調。新規顧客が増加し、取引高も増加した。米国株の取引が活況で、取引数は17倍に増加した。一方で、将来に向けて取引手数料の無料化の検討は進めるものの、タイミングは「様子見」とした。
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新型コロナウイルスの感染拡大懸念から、世界の株式市場が揺れ動いている。例えば米株価指数は、2019年の上昇のかなりの部分を帳消しにした。それでも、世界の中でとりわけ米国株は良い投資先なのか。
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