採用コンサルティング事業を手掛けるプレシャスパートナーズ(東京都新宿区)は、2022年に卒業する学生を対象に実施した「就職活動に関する調査」の結果を発表した。
「新型コロナウイルスの影響で志望業界を変えたか」と尋ねたところ、14.9%が「変えた」、85.1%が「変えていない」と回答した。
「変えた」と回答した学生に、変更前と変更後の業界を聞いた。すると、「旅行業界→IT業界」「航空業界→食品業界」「観光業界→人材業界」といったように、コロナ禍で大きく影響を受けた業界を志望しなくなったケースが目立った。
「新卒で入社した会社で働きたい期間」について質問すると、「20年以上または定年まで」(36.6%)が最も多く、「5年〜10年未満」(30.2%)、「10年〜20年未満」(16.3%)と続いた。プレシャスパートナーズは「転職や副業など雇用や働き方の在り方が多様化する中でも、入社した会社で長く働くことを希望する学生が多くいる」と分析する。
「選考時に話を聞きたい人」を尋ねると、1位が「社長」(60.4%)で、2位は「一緒に働く社員」(50.5%)、3位は「上司や現場のリーダー」(24.3%)だった。プレシャスパートナーズは「選考中に企業のトップ、一緒に働く社員や上司の声を実際に聞くことができる場をつくることが企業側に求められそうだ」としている。
今回の調査は1月15日〜4月2日、インターネット上で実施。202人から回答を得た。
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