クラウド名刺管理サービスを提供する「Sansan」は、5月末から紙の名刺を作成できる「Sansan 名刺メーカー」の提供を開始する。これは、Sansan上で名刺の作成と発注が行えるものだ。
Sansanは紙の名刺を取り込んでクラウド上で管理できるサービスとして始まり、昨今は「オンライン名刺」機能を提供し、オンラインで名刺交換ができる環境を整えてきている。ではなぜ、ここにきて紙の名刺の作成に踏み出すのか。
オンラインのミーティングが普及してきたといっても、まだまだ対面でのやりとりは残っており紙の名刺はなくならない。そこで、「Sansan 名刺メーカー」を提供することで、紙の名刺を大量に発注するのではなく、必要な時に必要な分だけ発注することを可能にしたいとしている。
発注した名刺は個人宅への配送も可能となっており、リモートワーク環境に対応している。名刺の発注数量は現状は100枚からとなっているが、100枚以下の小ロットにも今後対応する予定だ。
「コロナ禍で紙の名刺交換をする機会が少なくなった結果、名刺交換をしないうちに部署や役職が変わってしまったという、無駄なコストを削減できる」(Sansan)
同社の調べでは、名刺の発注には1回あたり45分の時間がかかっており、Sansan 名刺メーカーを利用することで、その時間を削減できる。また、名刺発注の管理部門である総務部門のリモートワーク実現にも貢献するという。
「Sansan 名刺メーカー」はSansanのユーザーIDあたり年間1500円の追加料金で利用できる。IDあたり年間100枚までの名刺料金と送料が含まれる。
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