YouTubeで大ブレイク中のひろゆき、コロナ禍で人気の秘訣はどこに?古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」(1/3 ページ)

» 2021年05月28日 07時00分 公開
[古田拓也ITmedia]

 コロナ禍を機に露出が増えた有名人といえば、元「2ちゃんねる」管理人の西村博之氏(通称:ひろゆき)だ。

 同氏におけるYouTubeチャンネルの動向を確認すると、ひろゆき氏はコロナ禍をうまく味方につけて自身の登録者数と再生数を伸ばしていることが分かる。そして、大きく伸びたタイミングには規則性がある。それは、20年4月、21年1月、21年3月だ。いずれも全国ないしは一部地域で緊急事態宣言下におかれていたタイミングなのだ。

 外出自粛によって、いわゆる「おうち時間」が増加したことも要因としてはあるだろうが、それはどのYouTuberにもいえる。大ブレイクの理由としては不十分だ。ひろゆき氏がブレイクした真の理由は、次の2つの要素に集約されると筆者は考える。

 それは、「コロナ禍における視聴者のニーズをうまくくみ取ったお悩み相談」というコンテンツへのポジショニングと、「第三者による切り抜き動画」をマーケティングツールとして昇華したことだ。

コロナ過でひろゆき人気“爆増” オコスモ作成 コロナ過でひろゆき人気“爆増”
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.