20代の24%が1つのソーシャルゲームに5万円以上課金した経験がある――。ITツール比較サイトを運営するSheepDog(東京都品川区)が5月10日、20歳から39歳の男女400人を対象にアンケート調査を実施し判明した。
20〜30代のうち、1つのソーシャルゲームに課金した金額で最も多かったのは「1万円以内」で61.25%だった。次いで「1万円〜5万円程度」が18.75%、「5万円〜10万円程度」が8.25%だった。1万円以上の課金経験者は全体の約4割にのぼり、さらに5人に1人が1つのソーシャルゲームに5万円以上を費やしていることが分かった。
1万円以上課金していると答えた人を性別で比較すると、男性が46%、女性が32%で、男性のほうが女性よりも課金経験がある人の割合が高い。特に、課金額が「1万円〜5万円程度」は男性が23.5%、女性が14.0%と差が顕著に出た。
20代と30代で比較すると、20代は30代の約1.5倍の人が1つのソーシャルゲームに5万円以上課金していた。その中でも、「5万円〜10万円程度」と答えた20代は10%、30代は6.5%だった。また「10万円〜20万円程度」と答えた20代は7.5%、30代は4.5%といずれも20代のほうが課金経験者が多かった。20代は独身の割合が高く、娯楽に時間とお金を費やしやすい環境にあることが推察される。
巣ごもり需要の影響でゲーム業界が活況となった一方、コロナ禍によって3割の人が収入が減ったという報道もある。コロナ不況が続き個人の財政状況が厳しくなるなか、ソーシャルゲーム市場が今後も20代に支持され続けるのか、今後の動向が注視される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング