ワークマン 女子店の初の路面店を出店 12月には新業態も南柏店

» 2021年06月03日 17時45分 公開
[ITmedia]

 ワークマンは6月3日、同社が展開する「#ワークマン女子」初のロードサイド店となる「南柏店」を千葉県流山市に出店すると発表した。同社は、#ワークマン女子を今後10年で400店、20年で900店出店するとしていて、南柏店は店舗運営の標準とするため直営で運営を行うという。

#ワークマン女子初の路面店「南柏店」(出所:プレスリリース)

 ワークマンは既存店の混雑緩和のため、一般客向けの製品に特化した「#ワークマン女子」の出店を加速させている。2020年10月に1号店を横浜市に出店し、その後東京都内や大阪市などの駅チカ商業施設で展開を進めていた。

 しかし、同社が「本命」と説明するのは路面店だ。広めの駐車場を設け、既存店で常態化している駐車場の満車や店内の混雑を緩和する狙いがあるという。

南柏店では子どもと入れるフィッティングルームを設置(出所:プレスリリース)

 6月17日に開店する南柏店は直営で営業するものの、路面2号店となる「盛岡南店」以降はフランチャイズでの営業を想定。加盟店の募集を開始していて、既に2店の加盟店が決まる見込みだとしている。

 南柏店の店内には、#ワークマン女子ならではのフォトスポットや、子どもと一緒に入れるフィッティングルームを設置する。また、商業施設に入居する#ワークマン女子より男性客を増やすため、商品構成の検証などを行うという。初年度の売り上げは2.5億〜3.0億円を想定する。

(出所:プレスリリース)

 また同社は、作業客に特化した新業態の「WORKMAN Pro 板橋前野本通り店」(東京都板橋区)を12月に出店することもあわせて発表した。同社は「これまで育てていただいた作業客を重視する証」と新業態の立ち上げ理由を話す。

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