JTBは、2021年夏の旅行動向見通しを発表した。7月20日〜8月31日の夏休み期間に国内旅行を予定している人は推計4000万人で、前年比では5.3%増。コロナ禍前の19年夏と比較すると、44.8%減を見込む。
旅行動向見通しは、アンケートや経済指標、業界動向、予約状況などから推計。JTBが全国1万人を対象に実施したアンケートでは、夏休み旅行に「たぶん行かない」「行かない」と回答した人が計80.2%で、残りの計19.8%は「行く」「たぶん行く」とした。
旅行に行かない理由は「まだ不安があるから」(45.1%)が最も多く、次いで「新規感染者数が減っているとは言えない状況だから」(37.1%)、「第5波が心配だから」(31.1%)となった。
旅行に行くと回答した人の予定日数は「1泊」(41.9%)が最も多く、次いで「2泊」(29.6%)、「3泊」(15.3%)。3泊までの旅行が全体の86.8%を占め、コロナ禍前の19年(84.3%)より2.5ポイント上昇し、短期傾向が強まっているようだ。
行き先は旅行先と居住地が同じ圏域内旅行の割合が高く、地元または近隣へ行く「マイクロツーリズム」を選択する傾向が見られた。
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