映像解析AIプラットフォームを運営するフューチャースタンダード(東京都文京区)は8月11日、「AI品切れ検知ソリューション」の提供開始を発表した。スーパーマーケットなどの店舗における商品陳列状況の確認をAIにより自動化し、品切れした際に通知するサービスとなる。
従来、画像解析AIに商品外観を学習させ、カメラでとらえた画像の商品を認識することにより自動的に陳列在庫の状況を把握していた。しかし一般的なAI画像解析を活用した陳列確認の場合、多数の商品種類の存在や不定期なパッケージ変更により商品外観の学習に多くのコストがかかる。
そこで同サービスでは商品そのものではなく、棚などの背景情報を学習することで在庫が何パーセントあるかを把握する仕組みを開発した。従来の仕組みと比べ、同社比約94%の学習、解析コストの削減に成功し、判定可能範囲も2倍以上の広範囲となる。
また、時系列に沿って在庫率を可視化することもでき、機会損失の低減だけでなく、棚割の最適化などさまざまな売上向上施策に利用できる。
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