バンダイナムコ、ZHD、bitFlyer、NFTゲームのダブルジャンプに出資 NFT領域で協業

» 2021年09月03日 17時00分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 「My Crypto Heroes」など大規模なブロックチェーンゲームの開発運営を手掛けるdoublejump.tokyo(東京都新宿区、以下DJT)が、国内大手各社からの出資を受け、NFT事業を加速する。

doublejump.tokyo(DJT)のWebページ

 第三者割当増資を引き受けるのは、バンダイナムコグループ、Zホールディングス傘下のZ Venture Capital(ZVC)、仮想通貨取引所を営むbitFlyerの持ち株会社であるbitFlyer Holdings。

 バンダイナムコグループは、「DJTへの出資を通じて、エンターテインメント領域における新たな価値創造を目指す」としている。

 ZVCは「DJTへの出資を通じて、特にゲーム・エンターテインメント業界におけるブロックチェーン技術を通じた新たな価値体験の提供を目指す」としている。ZHD傘下にあるLINEのグループ会社には仮想通貨取引所「LINE BITMAX」があり、同社は独自開発のブロックチェーン「LINE Blockchain」を運営。DJTはLINE Blockchainも活用し、「NFTをはじめとしたブロックチェーンのエコシステム拡大に取り組む」としている。

 bitFlyerは、DJTへの出資および協業をもって「NFT関連事業に参入」とコメント。bitFlyerの顧客基盤を活用したNFT事業提携、コンテンツのNFT発行支援、DJTのブロックチェーンゲームにおいて、bitFlyer開発の独自ブロックチェーン「miyabi」の活用などを行うという。

 NFTを巡っては、仮想通貨取引所のコインチェックやGMOインターネットグループがマーケットプレイスを運営。9月2日には、ミクシィが仮想通貨取引所のビットバンクに出資を行い、NFTを活用したゲームの開発に乗り出すことを明らかにしている。

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