交通・運輸・観光などの産業で働く約60万人が加盟する労働組合「全日本交通運輸産業労働組合協議会」は、カスタマーハラスメント(カスハラ)の悪質クレーム・迷惑行為に関するアンケートを実施。その結果、迷惑行為・悪質クレームなどのカスハラ被害経験がある人は46.6%にのぼることが明らかになった。
「直近2年以内で利用者などから迷惑行為の被害にあったことがあるか、あった方はどのくらいあるか」と尋ねた。その結果、「迷惑行為にあったことがある」人は46.6%にのぼることが明らかに。
全産業をみると、被害経験は「1〜5回」が最も多かった。また「鉄道」「バス」「海運・港湾」などでは、被害経験が「11回以上」の割合が10%を超えていた。
次に「直近2年以内では、迷惑行為が増えていると感じるか」と聞いたところ、「増えている」と感じている人は57.1%と半数以上を占める結果となった。
産業別に見ると「航空」(69.1%)、「バス」(63.8%)、「トラック」(56.5%)、「鉄道」(54.4%)では、カスハラの増加を実感する人が5割を超えていた。
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