昨今、バックオフィスにおけるSaaSの導入が盛んだ。経理、人事、総務、法務などなどさまざまなSaaSが登場し、しのぎを削っている。スタートアップ企業に限らず、上場企業であってもSaaSを活用して業務を効率化している企業は多い。
今回は、SaaS管理のSaaSサービスも提供するメタップスに、どんなSaaSを使い、どう活用しているのかを聞いた。
メタップスは2007年創業。「テクノロジーでお金と経済のあり方を変える」を理念とし、ファイナンス、マーケティング、DX支援などの事業を営む。15年8月に東証マザーズに上場し、社員は272名。経理、人事、総務の人数は16人という体制だ。
企業が導入したSaaSを管理するためのSaaS、「メタップスクラウド」を開発し、次の事業の柱と位置づける。昨今、多くのSaaSが企業内で使われるが、アカウント管理は難しく、異動者や退職者のアカウントがそのままになっていたり、不要なアカウントが存在していたり、無駄なコストも発生している。SaaSの利用状況を可視化してコストを削減すると共に、情報システム部門の負荷を下げるのがメタップスクラウドの狙いだ。
2021年秋には、対応SaaS数が100を超えた。さらに、複数のSaaSにメタップスクラウドを通じてログインできるシングルサインオン機能も提供することで、企業のセキュリティニーズにも応える。
こうしたSaaSのスペシャリストでもある同社は、どんなSaaSを使っているのだろうか?
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