猛暑が続く中、暑さ対策グッズに注目が集まっている。生活雑貨専門店「LOFT」(ロフト)を展開するロフト(東京都渋谷区)に売れ筋商品と、販売動向の変化について聞いた。
「今年は売り上げの初速が早い」。同社の広報担当者はこう話す。気象庁は6月27日に関東甲信での「梅雨明け」を発表。1951年の観測以来、史上最速の梅雨明け宣言だ。このため、各店舗では売り場拡充に追われた。
例年であれば「クールグッズの展開は(5月の連休である)GW前後から徐々に拡大し始め、6月に売場を拡大展開、梅雨明けする7月に売り上げのピークを迎える」(同社広報)という。今年の6月前半もレイングッズなどの梅雨対策グッズがメインで売れていたものの、暑さ対策グッズの売り上げのピークが前倒しになった形だ。
これに加え、電力需給の逼迫に伴う節電で「電気を使わずに使える暑さ対策グッズが売れている」という。売れ筋商品の一つが「クールネックリング」だ。28度以下で自然凍結し、約27度を長時間キープするという商品で、ロフト各店舗では類似アイテムも含め、複数社の製品を取り扱っている。
他にも「ハンズフリーファン、遮熱効果の高い晴雨兼用の折り畳み傘、ひんやりした使用感の日焼け止め、水で濡らして振るだけで冷感が戻る接触冷感素材のクールタオル、洋服に吹きかけるだけで冷感が一定時間持続する消臭・除菌ファブリックスプレーなどが売れている」という。
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