連載
日本ハムが“ハンカチ王子”を「クビ」にしない理由:赤坂8丁目発 スポーツ246(4/4 ページ)
“ハンカチ王子”として一躍有名になった日本ハムの斎藤佑樹投手も今季でプロ6年目。もういい加減、一軍で活躍しないと「解雇」の二文字もチラついてきそうだが、球団はどのように考えているのだろうか。
「これだけ注目されて5年以上も結果が出せないでいたら、普通の神経の持ち主ならば『辞めさせてください』と言って来ても不思議じゃない。それでも彼はひたすらマイナスのことを考えないでいるでしょう。ボコボコに打ち込まれ、周りからどんなに叩かれようとも、それを糧として次に進もうとする。あの精神力はハンパじゃない。
我々は彼に何かスイッチのようなものが入ることを期待しているのです。それが、どういうタイミングになるのかは分からないですけどね。そういう遅咲きのチャンスはきっと来ると思っています。だからこそ突然、忘れたころに大ブレイクするかもしれないと思わずにはいられないのです」
日本ハムが斎藤をクビにしない理由は何となく理解できた。しかしながら、いくら何でもそれに延々と甘え続けるわけにはいかないだろう。プロ6年目の斎藤には今年こそ誰もが納得する結果を出して欲しい。
関連記事
- “ハンカチ王子”斎藤佑樹の人気はなぜ凋落したのか
かつて“ハンカチ王子”として脚光を浴びた日本ハム・斎藤佑樹投手の人気が凋落している。成績がパッとしないから仕方がない部分もあるが、なぜKYな言動を繰り返すのか。その裏にあるのは……。 - 何が起きていたのか? 清原和博容疑者が古巣・巨人を「震撼」させていた
元プロ野球選手・清原和博容疑者が覚醒剤所持容疑で逮捕されたが、その衝撃はいまだ沈静化していない。新たな疑惑がたくさん浮上してきているからだ。その中の1つ……。 - 重くなったのに、なぜ軽く感じるのか 売り子が背負うビールサーバー
野球場などでキャストと呼ばれている“売り子”が生ビールを販売している。彼女たちが背負っているサーバーは重いので、アサヒビールとデサントは共同で新しいモノを開発。さざかし「軽く」なったんだろうと思っていたら、実は「重く」なっていた。えっ、どうして……? - 周囲の人間はどう見ているのか イチローと本田圭佑のスゴさ
日本を代表するプロスポーツ界のレジェンド2人が今、厳しい立場にいながらもベストを尽くそうと心血を注いでいる。イチローと本田圭佑選手だ。両選手を取り巻く現状とチームメートたちの声などを取材したところ……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.