パナソニックは6月29日、空を飛ぶ風船型ドローンを開発したと発表した。カメラやプロジェクターなどと組み合わせ、イベント会場などの演出に活用できるとして実用化を進める。
開発した「バルーンカム」は、円形の大型風船にドローンを組み込んだ形。安全性を高められる上、飛行が安定し、プロペラ推進力の最適制御により機動性も両立できるという。浮力を生かした長時間飛行や、観客のすぐ真上や直近を飛べるといったメリットもある。
同社のカメラやプロジェクターなどと組み合わせ、エンターテインメントなどの用途を想定。今後の実証実験を通じ、ボディーの形状や制御技術の開発、ノウハウの蓄積などを進める。
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