入社後のギャップ、どんなことがありましたか?
就職・転職のための企業リサーチサイトを運営するヴォーカーズは10月25日、「良くも悪くも、入社後ギャップ」調査を発表した。
就職・転職のための企業リサーチサイトを運営するヴォーカーズは10月25日、「良くも悪くも、入社後ギャップ」調査を発表した。サイトに寄せられた社員クチコミの中から「入社後ギャップ」のフリーコメント(12万件)から、どのようなことを「良くも悪くも」入社後のギャップと感じているのかを集計した。
集計した結果、最も多かったのは「仕事内容や配属について」(74.3%)。「仕事内容は楽しく、やりがいもあり、やる気があればいくらでも自分も会社も成長できる余地はあり」(営業/広告代理店、PR、SP、デザイン)、「入社前のイメージは概ね間違いではなかったが、本社と支店、部署により勤怠・昇進・離職率などかなりの格差があり、特に新卒に限っては、どの部署に配属されるかで将来が決まるといっても過言ではないと思う」(賃貸事業部/不動産関連、住宅)といったコメントがあった。
2位は「組織の特徴や社風について」(39.9%)。「社員の自主性を重んじているため、進んで挑戦をする人は多くのチャンスが得られる環境。数字さえ良ければ、という雰囲気があり、比較的自由に行動することができるものの、数字が残せない人間には風当たりが強くなる」(法人営業/通信、ISP、データセンター)などの声があった。
3位は「将来設計やキャリア開発について」(25.4%)。「実際は年功序列部分が大きかった。また、営業から他部署へのキャリアチェンジや営業に関しても明確なキャリアが描けなかった。入社前にしっかりと確認しておくべきであったと感じている」(営業/印刷、紙・パルプ、書籍、パネル)といったクチコミがあった。
4位は「ワークライフバランスや勤務時間について」(24.3%)、以下「給与や待遇、福利厚生について」(23.8%)、「会社の展望や景気について」(20.8%)。この結果について、ヴォーカーズは「3位以下にも、さまざまな入社後ギャップがランクインしている。入社後、どんなところに『良くも悪くも』ギャップを抱いたのか、それはある意味、就職や転職でミスマッチを防ぐためのチェックポイントであると言えるのではないだろうか」としている。
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