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スシロー、世界の厳選ネタを「100円」で その狙いはウニやクロマグロも

すしチェーン「スシロー」を展開するあきんどスシローは、海外からの食材調達を強化し、食材の安定供給を目指すほか、品質をより向上させる。

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 すしチェーン「スシロー」を展開するあきんどスシローは11月30日、海外から厳選して仕入れた食材(商品)を100円(税別)で提供するプロジェクトを始めた。海外からの食材調達を強化し、食材の安定供給を目指すほか、品質をより向上させる狙いだ。

 プロジェクト名は「世界の海からいいネタ100円 PROJECT」。国内に限らず、世界中から品質の高い食材を発掘する。

 第1弾では、チリで仕入れた「濃厚うに包み」を同日から期間限定で販売。「南極に程近いチリは、海産物の生育に非常に適した地域。濃厚で深みのあるうまみ、甘みをあわせ持つ良質なうに」(同社)だという。

photo 第1弾はチリで仕入れた「濃厚うに包み」を販売

 来年1月からは、ニュージーランドで仕入れた「生キングサーモン」を、2月からはアイルランド沖で仕入れた「天然黒まぐろ赤身」を販売する。

 同社の水留浩一社長は「単なる国産品の代用ではない。ネタによっては海外の方が良質なものもある。まだ発掘しきれていない良い食材を発掘していきたい」と話した。

 「業界トップになったことで、『上を目指す』という熱が以前より少し冷めてしまっていた。海外調達をより強化していくことで品質を高め、さらなる高みを目指したい」(水留浩一社長)

photo 水留浩一社長

 食材の安定供給も狙いの1つだ。スシローの店舗数は、14年度が377店、15年度が409店、16年度が438店(9月時点)と、順調に拡大。今後も3年間で100店以上の出店を計画している一方、食材の安定供給が課題になっていた。

 水留社長は「500店舗の規模になると、国内の食材だけではまかないきれない。安定供給という面でも海外に視野を向ける必要があった」と説明した。

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