ホンダ、新サポートサービスを開始 JAFと提携:ロードサービス充実
ホンダは、ユーザー向け新サービス「Honda Total Care(ホンダ・トータル・ケア)」を開始したと発表。日本自動車連盟(JAF)との業務提携による充実したロードサービスを提供する。
ホンダは12月1日、ホンダ車のユーザーを対象とした会員制新サービス「Honda Total Care(ホンダ・トータル・ケア)」を開始したと発表した。全国のホンダ販売店を通じて、緊急連絡窓口や会員サイトなどのサービスを提供。自動車業界で初めて日本自動車連盟(JAF)と業務提携し、充実したロードサービスも提供する。
無料の「基本サービス」とJAF会員が対象となる「オプションサービス」を提供する。
基本サービスとして、緊急連絡窓口サービス「Honda Total Care緊急サポートセンター」を提供。専門オペレーターが24時間、年中無休で対応し、事故や故障の際には任意保険などの加入状況に応じたロードサービスを手配する。故障車の無料搬送、車の操作方法の案内などにも対応する。
現状では販売店や保険会社など、トラブル時に連絡する窓口が複数あることから、窓口を一本化した。
また、スマホなどから利用できる「Honda Total Care会員サイト」を設置。渋滞状況や目的地までのルートなどを案内したり、車のトラブルに関する情報を表示したりする情報提供サービスのほか、緊急連絡や販売店でのメンテナンス予約ができるサービスを提供する。
オプションサービスとなる「Honda JAFロードサービス」は、Honda Total Careに加えてJAFに入会することで利用できる。JAFの基本サービスに加え、ホンダ販売店への距離無制限の無料搬送、現場応急修理作業の無料対応などのサービスを提供。Honda Total Care会員本人だけでなく、契約車両の使用者なら誰でもサービスを利用できる。
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