Facebook、“若者離れ”で頭打ち傾向に:Twitterは17年に復調
リスキーブランドがSNSの利用者動向を発表。LINE、Twitter、Instagramは好調だが、Facebookは“若者離れ”で頭打ち傾向にある。
ブランドコンサルティング会社のリスキーブランドは5月10日、SNSの利用者動向を発表した。5つの主要SNSのうち、日常的にサービスを活用しているアクティブユーザーの割合が最も高いのは「LINE」。2位以降は「Twitter」「Facebook」「Instagram」「mixi」――と続く。
LINEはユーザー数の伸び率も高く、2013年から17年の4年間で、2倍以上のアクティブユーザーを獲得している。Twitterは15〜16年は伸び悩んだが、動画配信サービスの強化などが影響してか、17年に再び上昇傾向に転じた。Instagramはアクティブユーザー数はやや少ないが、10〜20代を中心に支持が高まり、高い伸び率を見せている。
LINEやInstagramといった伸び率が高いサービスは女性ユーザーが多く、リスキーブランドは「SNSについては、女性のアクティブユーザー率とブランドの成長とは関係がありそうだ」と分析している。
その一方で、頭打ち傾向にあるのがFacebook。15年をピークに、16〜17年は横ばい状態にある。年齢別に見ると、50〜64歳では安定しているが、15〜29歳位では低下傾向にあり、“若者のFacebook離れ”が見られている。
各SNSのアクティブユーザーの価値観特性も分析している。例えば、Twitterアクティブユーザーの価値観特性の上位には「甘えたい」「他人は他人」「IT関与」「他人は他人」「IT関与」「刹那主義」「流行先取り」が並ぶという。これらの結果から「LINEは癒されたい甘えん坊さん、Twitterは他人と距離をおく甘えん坊さん、Instagramは感性派、FBは視野を広げたい体験派」とまとめている。
調査時期は2月。15〜64歳の日本人男女を対象に、4000サンプルの有効回答を得た。
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