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業績好調! “後発”のやよい軒が業界トップになれたワケ長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/3 ページ)

業績好調の定食チェーン「やよい軒」。2004年、東京・四谷に1号店をオープンしたやよい軒は、大手3社のうちで最後発ながら、今や業界をリードする存在に成長した。なぜ、比較的短い期間で定食業界の最大手に成長できたのか。

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 定食専門チェーン「やよい軒」が好調だ。年商は300億円(2017年2月期決算)を数え、前期比5.5%増と好調をキープ。店舗数は前年より56店増えた。

 現在、国内で331店を展開しているが、目標の500店に向けて視界は良好だ。なお、海外186店を含めると計517店となっている。

 他の有力2社の定食専門チェーンを見ると、大戸屋ホールディングスが展開する「大戸屋ごはん処」の年商は256億円(17年3月期決算)で、店舗数は国内直営店146店、国内FC店202店、海外直営店13店、海外FC店80店の計441店。

 フジオフードシステムが展開する「まいどおおきに食堂」の年商は120億円で、店舗数は国内直営店139店、国内FC店290店、海外直営6店の計435店となっている。

 従って、やよい軒の国内の店舗数331店は、まいどおおきに食堂の429店、大戸屋ごはん処の348店に次ぐ第3位。海外を含めると517店のやよい軒が、最大の店舗数を持つ定食専門チェーンということになる。

photo 業績好調の定食チェーン「やよい軒」。写真は「冷汁ととり南蛮の定食」

 04年に東京・四谷に1号店をオープンしたやよい軒は、大手3社のうちで最後発ながら、今や業界をリードする存在に成長した。

 ではなぜ、やよい軒は比較的短い期間で、業界トップクラスにまで成長できたのか。

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