サイバーエージェントは9月15日、企業のインターネットマーケティング支援を強化すると発表した。LINEを活用した来店促進を図る「販促革命センター」と、企画、広告クリエイティブ、運用までを行う「次世代ブランド戦略室」を設置する。
LINEの法人向けサービス「LINEビジネスコネクト」の配信ツールなどを提供してきたノウハウや、インターネット広告の運用とクリエイティブの知見を生かし、企業のインターネットマーケティングを支援する。
1兆円規模とみられる紙の販促費(折込広告・DM広告・POP広告など)が、将来的にインターネットにシフトすると見込み、新たに専門部署を設置した。「位置情報マーケティングとの連携で来店計測を可視化し、効果検証を行い、広告効果の最大化を図る」という。
サイバーエージェントの16年10月〜17年6月の業績を見ると、売上高2694億円(前年同期比19.7%増)。インターネット広告事業は大きな柱となっており、売上高1524億円(19.5%増)と高い成長率を見せている。
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