東芝がPC事業を台湾の大手メーカーASUSに売却する協議に入ったという一部報道に対し、東芝は11月17日、「売却方針を固めた事実はなく、個別企業と協議に入った事実もない」というコメントを発表した。
共同通信や日本経済新聞が、東芝とASUSが協議に入ったと報じていた。東芝は経営再建に向け選択と集中を進める方針で、「REGZA」で知られるテレビ事業は中国Hisenseに売却することを決めた。低迷するPC事業も撤退を含めた構造改革を検討する考えを示している。
国内大手のPC事業は、NECと富士通が中国Lenovoに売却し、ソニーは「VAIO」を切り離した。
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