音声翻訳デバイス「ili」一般モデル、先行発売:草なぎ剛さんがPR担当
ログバーが、スティック型の音声翻訳デバイス「ili(イリ―)」の一般向けモデルの先行販売を開始。価格は税別1万6800円で、2018台限定で販売する。
ログバーは12月6日、スティック型音声翻訳デバイス「ili(イリ―)」の一般向けモデルの先行販売を始めた。オフラインでもユーザーの発話を瞬時に翻訳できる点が特徴で、年末年始の海外旅行での需要を見込む。
また、同日付で元SMAPの草なぎ剛さんがiliのイメージキャラクターに就任。正午から公式YouTubeチャンネル「新しい地図」で商品を紹介した。今後もテレビCMなどのプロモーション活動などを手掛けていくという。
価格は1万6800円(税別)で、2018台限定で販売する。法人向けモデルは6月に発売し、大分県別府市での訪日外国人客の誘致などに導入されている。
日本語、英語、韓国語、中国語に対応。ボタンを押しながら話しかけると約0.2秒で他言語に翻訳し、合成音声で発話する。旅行中の日常会話に特化した辞書が内蔵されており、話しかけた内容と照合して適切なフレーズを選定する仕組みだ。
インターネットに接続することで、会話の記録をクラウド上に蓄積したり、内蔵辞書をアップデートしたりすることも可能。
法人向けモデルから性能を改善し、バッテリーの持続時間が8時間から3日間に延びたほか、起動時間を2.5秒から1.0秒に短縮したという。
サイズは33.0(幅)×121.8(高さ)×13.0(奥行き)ミリ。重量は42グラム。
通常販売は18年3月ごろに始める予定。価格は1万9800円(税別)。
【Update】
発売から1時間で完売
ログバーは同日午後2時過ぎ、iliが発売から1時間で2018台を完売したと発表した。
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