東京五輪マスコット、最終候補3作品が決定:小学生の投票で最終決定
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が、大会マスコットのデザイン案の最終候補3作品を発表。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は12月7日、大会マスコットのデザイン案の最終候補3作品を発表した。事前登録を済ませた全国の小学校から1クラス単位で投票を募り、2018年2月末頃に採用作品を決定する。
デザイン案は今年8月に一般公募し、マスコット委員会の審査によって2042作品の中から絞られた。最終候補3作品の概要は以下の通り。
最終候補3作品の概要
- ア
オリンピックマスコットは「伝統と近未来が1つになった温故知新なキャラクター」、パラリンピックマスコットは「桜の触覚と超能力を持つクールなキャラクター」という設定。大会エンブレムの市松模様をキャラデザインにも取り入れている。
「(両者の)性格は正反対ですが、お互いを尊重しあい、大の仲良しです。おもてなしの精神は負けず劣らず。みんなを応援するためにベストを尽くしています」としている。
- イ
オリンピックマスコットは「日本を暖める炎と大地から生まれたキャラクター」という設定で、招き猫とキツネがモデル。パラリンピックマスコットは「日本に四季を呼ぶ風と空から生まれたキャラクター」で、神社の狛犬(こまいぬ)がモデル。
「生まれや見た目、性格こそ違えどもふたりは大親友。そして良きライバル。日本の大地や大空を舞台に競い合い、お互いを高めあっています」という。
- ウ
オリンピックマスコットは「日本昔話の世界から飛び出してきたキツネのキャラクター。キツネに日本古来の勾玉(まがたま)をあしらって生まれた」、パラリンピックマスコットは「頭の上の葉っぱを使い、自由に変身するタヌキのキャラクター。日本古来の化けるタヌキから生まれた」という設定。
「おめでたい紅白カラーに金の水引を背負ったキツネとタヌキ。仲が良く、お互いの得意分野を理解し、いつも励ましあっています」とする。
採用されたマスコットは、各種イベント、アニメーションなどで使用するほか、ライセンス商品としても展開する予定。
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