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ソニー、スマートウォッチ「wena wrist」第2世代を発表 バンドに有機EL

ソニーが、腕時計のバンド部分にセンサーなど必要な機能を集約したスマートウォッチ「wena wrist(ウェナリスト)」の2代目モデルを発表。有機ELディスプレイをバンドに搭載する。

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 ソニーは12月7日、腕時計のバンド部分にセンサーなど必要な機能を集約したスマートウォッチ「wena wrist(ウェナリスト)」の2代目モデル「wena wrist pro」「wena wrist active」を発表した。それぞれ初代では採用していなかった有機ELディスプレイをバンドに搭載する。

 オープン価格で、市場推定価格(税別)はproが3万5千円〜3万7千円、activeが3万円。発売日は前者が12月21日、後者が3月上旬。販売目標は非公開。

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「wena wrist pro」

 「wena」とは「wear electronics naturally」の略で、「もっと自然な形で電子デバイスを身に着ける世界を作りたい」との思いを込めたという。

 初代は2016年6月発売。バンドにFeliCaモジュールを内蔵し、電子マネー「楽天Edy」での決済に対応するほか、歩数や消費カロリーなどの活動ログも取得できる点が特徴。他社製の腕時計のヘッドと組み合わせた場合でもスマートフォンと連動できる点も注目を集め、ガジェットファンなどに人気となっていた。

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「楽天Edy」による決済が可能だ

初代モデルの正当進化形「wena wrist pro」

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「wena wrist pro」

 wena wrist proは、初代モデルの機能を受け継ぎつつ、利便性と付け心地をさらに高めたという。有機ELディスプレイでは、電話やメール、LINEなどのメッセージが届いた際に、差出人とタイトル、メッセージの一部を確認できる。

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有機ELディスプレイへの表示

 また、バンドの曲線に沿うように基板、配線、バッテリーなどの電子部品を配置することで、バンド幅を約2ミリ短縮。初代モデルから約25%の小型化を実現したという。

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初代モデルとのバンド幅の比較

 外装だけでなく、内部の電子部品のカラーリングもモノトーン調で統一するなど、細部のデザインにもこだわったとしている。

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「wena wrist pro」内部の基盤

 ソニーの對馬(つしま)哲平 新規事業創出部 wena事業室統括課長は「初代モデルのユーザーは、バンドを取り換えるだけで使い続けられる。課題だった付け心地も改善したほか、見えない部分の美しさまで追求した」と自信を見せる。

スポーツ好き向けの「wena wrist active」

 wena wrist activeは、シリコンラバーバンドを採用したスポーティーなモデル。ランニングなどでの利用を想定し、加速度センサー、心拍センサー、GPS(全地球測位システム)と連動した経路把握機能などを搭載する。ヘッドを取り外し、スマートバンドとして使用することも可能だ。

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「wena wrist active」

 睡眠状態も計測でき、眠りが浅くなった時間帯に自動でスマートフォンのアラームを鳴らすことも可能。「快適な目覚めを手助けする」という。

 wena wrist proと同様、有機ELディスプレイでの各種通知の確認や、電子マネー決済にも対応する。

 「ビジネスとスポーツの両方に対応する点が特徴。ユーザーはシーンに合わせて柔軟に使い分けてほしい」(對馬氏)という。

 発表会では元陸上競技選手の為末大さんがビデオメッセージを寄せ、「バンド部分だけでも動作することに驚いた。スポーツ選手が装着していることを忘れるほど付け心地のよいデバイスを目指して、今後も開発を続けてほしい」と期待を寄せた。

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ビデオメッセージを寄せる為末大さん

ヘッド単体のラインアップも拡充

 ヘッド単体として、機械式の「wena wrist Mecanical head」(市場想定価格5万4000円〜5万5000円)とソーラー式の「wena wrist Solar head」(同3万3000円〜4万4000円)を12月21日に発売する。

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「wena wrist Mechanical head」
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「wena wrist Solar head」

 時計ジャーナリストの広田雅将さんは、「wena wristのヘッドは、形状がすり鉢状になっており、重心が低い点が特徴。ヘッドの重心が腕に近いほど、時計の装着感は上がる。時計メーカーが得意とする手法だが、まさかソニーがやるとは」と驚いていた。

 對馬統括課長は「wena wristは単なる商品ではなく、当社の思いを込めた作品だ。今後数年は他のウェアラブルデバイスの開発に手を広げるのではなく、この事業をじっくりと育てたい」と展望を話す。

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会見での對馬統括課長

 Suicaなど交通系電子マネー決済への対応を求める声については、「お互いにメリットが得られると判断できれば、事業者と交渉を行いたい」(對馬氏)と話した。

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